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生理周期の数え方

子宮筋腫は、生理とも密接な関係があります。ここでは、まず生理周期の数え方について、まとめています。

正しい生理の周期の数え方

だいたい1ヶ月サイクルで繰り返される生理の周期。とはいえ、その期間には個人差があります。自分の周期をきちんと把握することは、妊娠への準備だけでなく、体調管理にも役立ちます。

生理の周期は、出血が始まった日を1日目とし、次の出血が始まる前日までを数えます。例えば、今月の1日に生理が始まって、次の生理が同じ月の29日に始まったのであれば、28日周期となります。

また、生理開始日からだいたい14日目が排卵日となりますので、この場合は14日が排卵日となります。妊娠を望む場合には、14日の前後5日間あたりがもっとも妊娠しやすい時期ですので、ここに合わせて性交すると妊娠の可能性が上がります。

卵子の寿命は約24時間ですが、精子は子宮内で数日間生きているので、ジャストの排卵日でなくても、妊娠の可能性はあります。

こうした自分の生理の周期を把握するには、まず基礎体温を測るようにしましょう。ホルモンが定期的に分泌されていれば、高温相・低温相がきちんと二つに分かれます。

基礎体温を測れば、体調の変化や妊娠にも気づきやすくなりますし、婦人科を受診する際にも、大切な資料となります。

周期を知って生理と上手に付き合いましょう

生理の周期は、エストロゲンとプロゲステロンのふたつの女性ホルモンによって作り出され、全部で4周期、月経期・卵胞期・排卵期・黄体期に分かれます。

それぞれの周期別に、付き合い方を紹介します。

月経期

  • 体温:低温相
  • 期間:1~6日

月経期とは、生理の時期です。生理の時期は、多くの女性が、生理痛やイライラなど心身ともに苦労の多い時期です。なるべくストレスをためないように、無理をしない生活を心がけましょう。

卵胞期

  • 体温:低温相
  • 期間:6~13日

卵胞期は、卵巣内にある卵子が育つ期間です。エストロゲンの影響で、子宮内膜が厚くなります。この時期は肌の調子も良く、心身のバランスが整う期間です。ダイエットや新しい仕事などにも向いており、様々な面で充実した生活が送れます。

排卵期

  • 体温:高温相
  • 期間:13~16日

排卵期には、妊娠に向けて、卵巣から卵子が飛び出してきます。排卵痛という、生理痛に似た痛みを感じることもあるので、体に負担を感じたら無理は避けましょう。排卵すると、体温が高温相に入ります。

黄体期

  • 体温:高温相
  • 期間:17~28日

黄体期はプロゲステロンの影響で、肌荒れやむくみが酷くなったり、体重が増えやすくなったりもします。イライラしがちにもなりますので、心身のバランスを上手に取りましょう。無理をせず、マッサージや半身浴などでゆったり過ごしたり、アロマでリラックスしたりするのもよいですね。

エストロゲンとプロゲステロンの主な働きを解説

「エストロゲン」と「プロゲステロン」は、いずれも卵巣から分泌される女性ホルモンのことで、これらの女性ホルモンは「ステロイドホルモン」とも呼ばれます。

ここでは、それぞれのステロイドホルモンの働きについて解説していきます。

エストロゲンの働き

排卵のために必要なホルモン

エストロゲンは、排卵前の「卵胞期」に必要となるホルモンです。

脳下垂体から卵胞刺激ホルモン(FSH)が分泌されて卵巣に届くと、エストロゲンの分泌が増えます。

血中のエストロゲンが増加すると、再び脳下垂体に働きかけ、今度は脳下垂体から黄体化ホルモン(LH)が分泌されます。

黄体化ホルモン(LH)が卵巣に届くと、排卵が起こります。

「美人ホルモン」とも言われる

そのほか、エストロゲンは「美人ホルモン」とも言われ、美肌や女性らしい体を作るために役立つほか、骨の強さを維持したり、コレステロール値を調整するなど、さまざまな働きがあります。

逆に、エストロゲンの分泌が少なくなると、乳腺の発達が泊まる、肌や髪のつやがなくなる、認知症のリスクが上がるなど、さまざまな影響があります。[注1]

[注1]東京女子医科大学成人医学センター:「更年期障害の基礎知識」[pdf]

プロゲステロンの働き

着床と妊娠維持のために必要なホルモン

プロゲステロンは、受精後に着床と妊娠維持のために必要なホルモンです。

プロゲステロンは排卵後の卵胞から作られ、子宮内膜を柔らかくし、妊娠しやすい状態を作りだしてくれる働きがあります。

妊娠しなかった場合には、プロゲステロンの分泌量は2週間ほどで減少していき、子宮内膜が剥がれていきます。これが生理です。

体温を上げて高温期をつくり出す

プロゲステロンには体温を上げる働きもあり、プロゲステロンの分泌が多いときは体温が高くなります。

基礎体温はこの体温の変化によって女性のメカニズムを判断することができるものなので、基礎体温はプロゲステロンが大きく関わっています。

プロゲステロンはほかにも、乳腺の発達を促す働きや、利尿作用を促す働きを持っています。

プロゲステロンの分泌が低下してしまうことで、更年期障害の症状が起こるといわれています。

2つのホルモンのバランスで月経の周期が作られる

排卵をスムーズに起こす手助けをするエストロゲンと、妊娠の準備や維持の働きをもつプロゲステロン、この2つの女性ホルモンがバランスよく分泌と減少を繰り返すことで、生理の周期が作られます。

生理の周期が乱れるのは女性ホルモンの乱れが原因だといわれていますが、これらの分泌のバランスが狂ってしまうことで、生理周期も乱れてしまうのです。

2つのホルモンの分泌と減少には、そのほかのホルモンも大きく関わっているので、さまざまなホルモンがバランスよく働くことで、エストロゲンとプロゲステロンの分泌バランスが取れ、女性の体を守ってくれているということになります。

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