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子宮筋腫と生理の関係

ここでは、子宮筋腫と生理の関係について、まとめています。

子宮筋腫と生理の異常

子宮筋腫など、子宮に何かトラブルが発生すると、生理に影響が出ることが多いです。

子宮筋腫で見られる生理異常の例

  • 生理の周期が安定しない(月経不順)
  • 激しい生理痛
  • 出血量が多い

ただ、思春期や更年期は、子宮に筋腫や炎症がなくても、月経のトラブルが多く見られます。ここでは、子宮筋腫などの病気を早期発見できるように、以下について解説しています。

生理のメカニズム

生理とはどのようにしておこるのか。また、どんな症状があらわれたら注意すべきかなど、生理の基礎知識をまとめています。

正しい生理周期の数え方

生理周期の乱れは、ホルモンバランスの崩れや、子宮のトラブルが原因で起こることが多いです。まずは、正しい生理周期の数え方を知り、自分の生理周期を把握しましょう。

月経不順

生理周期が安定しないことを、月経不順といいます。また月経不順にはいくつかの種類があり、それぞれ原因や疑われる病気も異なります。

早期発見のためにも、周期が安定しない方は、一口に「月経不順」ですませるのではなく、自分がどのタイプなのかを知っておくことが大切です。

月経困難症

生理痛のことです。特に子宮に病気を持っていなくても、症状が重い人もいますが、子宮筋腫や子宮内膜症などの症状の可能性もあります。

月経困難症の症状や、付き合い方などを紹介しています。

子宮筋腫と生理が来ないことの関係

生理周期が順調な方は生理がこないとすぐに気が付きますが、生理周期が不安定な方は、なかなか気づかないことも多いのではないでしょうか。生理がこない原因が子宮筋腫である可能性も。

「生理がこないと楽だから」と放っておいてはいけません。なぜ生理がこないのか、さまざまな原因をまとめました。

生理時の出血の量と子宮筋腫の関係

いつもと比べて生理の量が増えていると感じている方は、注意が必要です。危険な病気のサインかもしれません。しかし自分の量が人よりも多いのか分からないという方も多いでしょう。

ここでは正常な量がどのくらいなのか、放置しておくとどんな危険があるのかまとめました。「出血の量が増えたくらいで病院に行くのはちょっと…」と思わず、病院で診察を受けましょう。

生理で血の塊が出た!子宮筋腫との関係は?

多くの女性が少なからず抱えている生理の悩み。デリケートな問題のため誰にも相談できず、気になることがあっても放置してしまう女性が多いのが現状です

しかし生理時に梅干しくらいの大きさの血の塊が何度も出る場合、放置していると子宮筋腫になる可能性も。血の塊はなぜできるのか、子宮筋腫とはどのような関係があるのかをまとめました。

ひどい生理痛と子宮筋腫の関係

生理痛が起こる原因は冷えや自律神経の乱れ、子宮の病気などさまざま。特に子宮の病気が原因となった生理痛は起き上がれなくなることもあり、生活に大きく影響します。

ここではひどい生理痛の原因について調べ、それをもとに子宮筋腫とどう関係しているかをまとめています。生理痛を重くさせないためにも、原因を把握し改善していくことが大切です。

月経困難症の症状や、付き合い方などを紹介しています。

 

生理のメカニズム

生理の周期は4周期

生理の周期は月経期・卵胞期・排卵期・黄体期の4周期です。月経期の後には心身のバランスが良くなる卵胞期に入ります。

そして排卵期の後には、肌あれやイライラなどを感じることもある黄体期を迎える、というサイクルです。

生理に関する気をつけたい症状

気づきにくいこともありますが、立てなくなるほどの生理痛は子宮内膜症や子宮筋腫の可能性があります。経血量が極端に増えたり減ったりした場合は、過多月経や卵巣機能の低下、ホルモンバランスの異常が考えられるので注意しましょう。

また、生理が長引いている場合も、子宮内やホルモンバランスにトラブルがある可能性があります

基礎体温の計測で体調の変化を把握

生理周期やホルモンバランスのチェック、病気の早期発見には、基礎体温を測ることが有効です。

また、婦人科で基礎体温表を提出すると診察がスムーズにみます。基礎体温を測るときは婦人体温計を使用し、毎朝同じ時間に計ることが大切です

生理のメカニズム

生理周期の数え方

生理周期の正しい数え方

出血の始まった日を生理周期の始まりとし、次の生理で出血が始まるまでの間を数えるのが、生理周期の数え方です。1日に出血し、次の出血が30日に始まったなら30日周期になります。

排卵日は出血が始まった日から14日目で、その前後5日間が妊娠しやすい状態です。基礎体温を測ることで、生理周期を把握できます。

4周期に合わせた生理との上手な付き合い方

月経期(1~6日)は月のものがあるときであり、生理痛を感じたりイライラしやすい時期なので、無理せずに生活してください。

卵胞期(6~13日)は卵子が育つ時期であり、心身のバランスが整いやすい期間なので、新しいことを始めるのに適したタイミングといえます。

排卵期(13日~16日)は卵子が卵巣から出るときで、排卵痛を起こすこともあるので、痛みがある場合無理はしないようにしましょう。

黄体期(17日~28日)はイライラしやすく肌荒れやむくみの悪化、体重も増加しやすい時期です。リラックスを心がけ、ストレスをためないようにしましょう。

生理周期の数え方

月経不順の原因とは?

月経不順の種類と原因

月経不順の種類には以下のようなものがあります。

稀発月経は、月経周期が39日以上と長いことを指し、卵巣の機能低下によりホルモン分泌がうまくいかない場合に起きてしまいます。

頻発月経は、周期が24日以下と短いことを指します。原因として考えられるのは、卵巣機能低下、ホルモン歯餡巣の乱れ、黄体ホルモンの不足といったものです。

過長月経は、出血が8日以上と長く続くことです。無排卵などの子宮内トラブルが考えられます

過多月経は、出血量が多すぎる状態です。子宮筋腫、子宮内膜症、ポリープなどの疑いがあります。

過少・過短月経は、出血量が少なく、しかも2日以内で終わってしまう月経で、無排卵、ホルモン分泌の不足、甲状腺機能異常が考えられます。不妊の原因にもなる不調です。

月経不順になったときの対処

月経不順の大敵はストレスです。アロマテラピーやヨガなど、自律神経を整えられるようなストレス解消法を見つけておきましょう。朝起きて夜眠る、1日3回食事をとるといった規則正しい生活も大切です。婦人科にかかればお薬が処方される場合もあります。

月経不順の原因とは?

月経困難症

機能性月経困難症と器質性月経困難症

機能性月経困難症は、下腹部痛を伴う腰痛や頭痛、吐き気、めまいなどの症状を引き起こすもので、主な原因は月経時のストレスや、子宮収縮の痛み、有痛物資です。

器質性月経困難症は、下腹部痛と腰痛が激しく、年々悪化傾向のある場合に疑われ、子宮内膜症や子宮筋腫などのトラブルが原因となることが多くあります。

子宮内膜症が原因の場合、下痢や疼痛といった症状もみられます。子宮筋腫の場合は出血量が増え、レバーのような固まりがたくさん出て、痛みが激しくなります。

月経困難症との付き合い方

月経困難症は経過観察で済む場合もあれば、治療が必要な場合もあり、自己判断が難しいところです。経過観察の場合、身体を温めたり休めて安静にするようにしましょう

どうしても休めない場合は、鎮痛剤を利用したり睡眠時間を長くとるなど体調管理に気を付けます。生理が来ること自体をストレスに感じてしまうと月経困難症を悪化させることにも繋がってしまうので、あまり無理せず過ごすことが大切です。[注1]

月経困難症

[注1]公益社団法人日本産科婦人科学会:クリニカルカンファレンス(生殖内分泌領域);2.思春期の女性医学,3)月経困難症[pdf]

子宮筋腫と生理が来ないことの関係

生理が来ない原因

生理が来なかったり遅れたりする原因には以下のようなものがあります。

  • 妊娠
  • ストレス
  • ホルモンバランスの乱れ
  • 無理なダイエット

上記の原因が思い当たらない場合、以下のような婦人科系疾患の可能性があります。

  • 子宮内膜症
  • 卵巣機能不全
  • 子宮頸がん
  • 子宮筋腫

子宮筋腫のタイプ

子宮筋腫が生理を遅らせる要因になっている場合もあります。子宮筋腫は腫瘍がどこにできるかで症状が異なり、以下の3つのタイプに分けられます。

1. 筋肉内筋腫

拡大すると出血量の増加、生理痛の悪化、月経不順になります。

2. 漿膜化筋腫(しょうまくかきんしゅ)

自覚症状があまりないため拡大するまで気づきにくいです。頻尿や排尿痛、便秘などの症状が出ます。

3. 粘膜下筋腫

小さくても出血過多、不正出血、月経が長引くなどの症状を引き起こします。

月経不順でわかった子宮筋腫の体験談

生理が今まで順調だったのに、遅れていたので婦人科で触診。筋腫の疑いがあり紹介された病院でMRI検査を受け、子宮筋腫と診断された。

子宮筋腫と生理が来ないことの関係

生理時の出血の量と子宮筋腫の関係

子宮筋腫なども原因となる過多月経

子宮筋腫のような子宮内の異常により、出血量が増えることがあります。子宮筋腫をはじめとする子宮内の異常が原因のものは器質性過多月経で、子宮内に異常が無い場合の過多月経は機能性過多月経と呼ばれます。

月経時の出血量は20~140mlが正常とされ、ナプキンが1時間ももたない場合は出血過多といえます

それぞれの過多月経の治療法と対策

機能性過多月経の場合、ホルモンバランスの乱れの原因を取り除き、食事や睡眠、運動を心がけるようにします。治療には、ホルモン剤やピルを使用する方法があります。

子宮内の異常が原因となる器質性月経過多の場合は、まずは病気の治療です。初期の場合は薬物療法とホルモン療法で進行を遅らせることが可能ですが、進行している場合は手術が必要です。妊娠を希望しているかどうかで治療や手術方法が変わります。

子宮筋腫と月経過多の関係

子宮筋腫は、月経過多や月経期間が延びるなどの異常をもたらすことがあります。子宮筋腫によって不正出血が起こっても、自覚症状がほぼなく、子宮筋腫の存在には気がつきにくいものですが、異常を感じたときはそれだけ悪化が進んでいるといえるでしょう。

出血量が多くなるだけでなく、緊急入院や輸血が必要になったり、子宮全摘をしなければならなくなる場合もあるので、早期発見、対策が重要です。

月経過多でわかった子宮筋腫の体験談

4年前から生理痛、手足の冷え、大量出血があり、そのうち身体が動かなくなってきて激しい頭痛が出るようになった。血圧が異常値になり、超音波検査で子宮筋腫が発覚。

生理時の出血の量と子宮筋腫の関係

生理で血の塊が出た!子宮筋腫との関係は?

生理の時に血の塊が出る原因

血の塊が出る原因には以下のようなものが考えられます。

  • 子宮内膜が分厚い
  • 女性ホルモンの乱れ
  • 子宮の血流悪化

血の塊と子宮筋腫の関係

子宮筋腫は良性腫瘍が子宮内にできる病気であり、生理時に何度も血の塊が出る場合はその疑いが強いといえるでしょう。エストロゲンの影響で、腫瘍であるコブが大きくなりうっ血や潰瘍を内膜に起こし、血の塊だけではなく不正出血も生じさせるようになります。

生理痛や貧血、頻尿、便秘も伴い、不妊症や流産などの症状も出ます。正常な血の塊かどうか、出血量は適正量かどうかをチェックしてみてください。

生理で血の塊が出た!子宮筋腫との関係は?

ひどい生理痛と子宮筋腫の関係

ひどい生理痛の原因

機能性月経困難症の場合は冷え、プロスタグランジンの増加、子宮の未熟、骨盤のゆがみが、器質性月経困難症の場合は子宮筋腫をはじめとする子宮の病気が考えられます。

ひどい生理痛と子宮筋腫の関係

腫瘍である子宮筋腫により、子宮の形や環境が変化します。そのためひどい生理痛の他、経血量の増加、不正出血により貧血を起こし、輸血が必要になるケースもあります。

不妊症にもなりやすく、ひどい場合は緊急手術が必要な筋腫捻転を引き起こす可能性もあるので、注意が必要です。

ひどい生理痛から子宮筋腫がわかった体験談

市販の痛み止めで対策してきたが、下腹部痛がひどくなり病院へ行ったところ、1.5cmの子宮筋腫が発見された。

ひどい生理痛と子宮筋腫の関係