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子宮筋腫とは?子宮筋腫の基礎知識

ここでは、子宮筋腫についての基礎知識を解説しています。

子宮筋腫ってどんな病気?

子宮筋腫とは、子宮内にできる良性の腫れのことを言います。

筋腫という字は、「筋肉」に「腫瘍」と書いて表されるのですが、腫瘍は決して筋肉のような塊のものではなく、筋肉が繊維に変わったものとなるのです。筋腫ができる部分になるのですが、9割以上の人が子宮体部にできます。

しかし、中には子宮頸部に発生する人もいるのです。大きさに関しては、顕微鏡で見なければ確認ができないほどのごくごく小さいものから、重さにして数10キロほどのなるものまで存在します。3キロほどの胎児と同じ大きさを子宮内に抱えて生活している人もいれば、体型はかなりスリムに見えるけどお腹だけ異様に出ている人も中にはいます。

子宮筋腫ができる確率なのですが、30歳以上の女性で20%~40%、35歳以上の女性で40%~50%、月経がある女性の約20%と、色々なデータが存在しますが、どちらにしろ女性なら誰にでも発症してしまう病気というのが子宮筋腫の大きな特徴といえるかもしれません。

次に、子宮筋腫になった場合の治療法に関して説明していきたいと思います。

子宮筋腫の治療法は、新しい薬ができたり、医学の進歩などが要因で様々な治療法が存在します。ですので、その人の症状次第によって治療法が変わってくるということです。子宮筋腫の治療というのは、仕事や結婚、妊娠や出産といったその人の生活スタイルが大きく治療法が左右してきます。具体的な子宮筋腫の治療法なのですが、「薬物療法」と「手術療法」の大きく分けて2通りの治療法があります。まず、「薬物療法」では子宮筋腫を進行させる原因の「エストロゲン」を抑制させる「ホルモン療法」が主となってきます。

ただ、ホルモン薬による治療は、病気を作り出す子宮はそのままの状態ですので、子宮筋腫を元から治すということは不可能になります。ということから、この薬物療法は保存療法と思ってもらえればわかりやすいかと思われます。そして「手術療法」に関しては、子宮を残したままで筋腫だけを取り除く「保存手術」と、子宮そのものを取り除く「根治手術」の2種類が存在します。保存手術というのは、一旦は手術を受けて症状がなくなったとしても、子宮が残っている限り再発の可能性が残されているからです。

ということは、子宮筋腫を完全に治すという方法は根治手術という道しかないということです。中には、子宮筋腫があってもいいので症状だけを何とかしてほしいという患者もいます。そういった場合は、症状を抑える「対症療法」というものも存在します。ただ、その場合であってもきちんと定期的に検査を受けて、筋腫の状態というものを確かめる必要があります。万が一、筋腫が大きくなった場合には「保存療法」、もしくは「根治療法」に切り換えなければならない場合もあるからです。

子宮筋腫でよく疑問に持たれることに、「妊娠」や「出産」ができるのかということになります。確かに子宮内の病気になりますので、妊娠は不可能になってしまうのではないかと不安な気持ちになるのは当たり前のことです。実際、子宮筋腫のできる場所や大きさによっては妊娠ができなかったりする場合もあります。

妊娠ができたとしても、流産した場合がこの子宮筋腫が主な原因とされることもあるのです。しかし、子宮筋腫ができたからと妊娠できないわけでは決してありません。正直な話、妊娠や出産を経験している女性のほとんどは何かしらの子宮筋腫を持っている人ばかりです。一般的に、子宮筋腫というのは妊娠が進むにつれて柔らかさを増して子宮と一体化していきますので、筋腫と胎児は共存していくというように言われているのです。ですので、子宮筋腫だからと妊娠や出産ができないかもしれない、というようにだけは思わないようにしてほしいところです。

発生場所による子宮筋腫の種類

子宮筋腫には、「粘膜下筋腫」、「筋層内筋腫」、「漿膜化筋腫」、「頸部筋腫」の4種類があります。まず「粘膜下筋腫」とは、子宮内膜に接しているところにできる筋腫となります。子宮の内側から増殖していき、子宮口から膣にまで出てきてしまうと目で確認することもできます。この中で最も症状が出やすく、月経痛や貧血が一番起こるとされています。

月経時に筋腫の表面の血管が破損することで大量に出血をしてしまうのです。「筋層内筋腫」とは、子宮の形を作っている筋層の中にできる筋腫のことをいいます。この中でも一番なる人が多く、様々な場所にいくつもできやすく、さらに大きくなりやすいというのが大きな特徴となります。そして「漿膜化筋腫」は、子宮から子宮の外側を覆う薄い膜の方に向かって大きくなる筋腫です。症状に関しても最も出にくく、中にはグレープフルーツほどの大きさになってやっと発見されるケースもあるようです。最後の「頸部筋腫」とは、子宮頸部にできる筋腫です。この筋腫は性交時に痛みが走ることが多く、排尿にも何かしらの問題が生じてしまうといった、自覚症状として現れやすい筋腫となります。といったように簡単に説明はしましたが、さらに詳しいことは下のページで説明をしております。

発生場所による子宮筋腫の種類

子宮筋腫の初期症状を解説

子宮筋腫の症状には大きく分けて2種類が存在し、1つは筋腫そのものがもたらすものと、もう1つは子宮が大きくなった影響で起こるものの2種類となります。

前者の場合、「過多月経」や「月経痛」、「貧血」や「下腹部のしこり」などがあり、これらは子宮筋腫の代表的な症状だといえます。そして後者の場合は、子宮周囲の血管の流れが妨げられることによる「下腹部痛」や「腰痛」という症状があります。それと、大腸が圧迫されることによる「便秘」、膀胱や尿道が圧迫されることによる「頻尿」や「排尿障害」というのもあるのです。

この中で最も注意が必要なのが、「過多月経」による「貧血」となります。子宮の内側にできる粘膜下筋腫は、その表面にたくさんの血管が存在します。それが何かしらの理由で月経中に破損してしまうと、大出血を起こして「鉄欠乏性貧血」を引き起こしてしまうのです。

貧血の状態が長く続いてしまうと、身体のあらゆるところに酸素が回らなくなります。そうなれば血管に何かしらの問題が生じたり、最悪の場合は「心不全」になる危険性さえあるのです。また、鉄分が不足してしまうと酸素の働きも悪くなり、イライラしたり、急に泣き出してしまうなどの感情障害が起こる場合もあります。

子宮筋腫の初期症状を解説

子宮筋腫の原因

子宮筋腫ができる原因なんですが、実のところ今の医学では何でできるのかが判明していないというのが現状であります。

一番有力な説で言えば、筋腫の元となる「芽」がいくつも子宮の筋層にあり、これが女性ホルモンの影響を受けて大きく育っていくというが有力視されています。そもそも、この「芽」となるものがなぜ発生するのかということ自体も不明なのですが、母親の胎内にいるときから持っている人は持っているという説があるのです。さらには、月経の繰り返しが子宮の筋肉細胞に異常を起こすという説もあるようです。

子宮の筋肉は月経を迎える頃に段々と大きくなる準備を始めますが、実際に妊娠するのはわずかな回数ですので、何度も筋肉の増大を中断することで無理が生じて異変を起こしてしまうのです。ちなみに、この子宮筋腫に関しての遺伝という説は完全に否定はされています。母親や姉が子宮筋腫だと自分も子宮筋腫になりやすい「筋腫家系」という言葉も一瞬は流行りましたが、今では遺伝で子宮筋腫になるという考えは一切しないのが主流です。とはいえ、母親と娘が両方とも子宮筋腫の人が多いというのも事実です。ただ、それは生活習慣が同じだから体質的にも似てくるということが主な原因だともされています。

子宮筋腫の原因