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絶対に知っておきたい子宮筋腫Q&A

ここでは、子宮筋腫の注意点や疑問点について解説しています。

チェックすべき子宮筋腫の注意点

子宮筋腫に効果のある成分がある一方、摂ってはいけない成分というものもあります。

例えば、女性ホルモンと同じような働きをするといわれているイソフラボンや、エストロゲンが含まれているプエラリアザクロエキスなども注意が必要です。

そのほか、女性ホルモンの分泌を促すマカ、エストロゲンと似た働きをする亜麻オイルなども摂取を避けたほうがいいでしょう。

子宮筋腫があると、妊娠しづらくなるのではないかと思っている人もいるようですが、必ずしもそうとは限りません。

しかし、子宮筋腫の人の不妊率は20~30%と、その数値は子宮筋腫のない人と比べて、若干高めです。子宮筋腫があることで、受精卵が着床しにくくなったり、流産しやすくなるケースもあります。

筋腫があっても、妊娠・出産は可能です。ただし、注意しなければならない点がいくつかあります。筋腫がある人は流産や早産のリスクが高まるので、無理をしないように心がけましょう。

子宮筋腫と似た自覚症状のため、間違えやすい病気もあります。

子宮腺筋症、子宮内膜症、子宮ガン、子宮肉腫などがそうです。中には重い病気もあるので、気になる症状があれば、早めに専門医を受診するようにしましょう。

一般的に、閉経後は子宮筋腫が小さくなります。では、更年期以降は放置しておいてもいいのかというとそうではありません。閉経後であっても、例外的に筋腫が成長することがあり、子宮肉腫などの病気につながる恐れも。

更年期以降も、半年に一度は定期検診を行い、体調をチェックしておきましょう。

Q 子宮筋腫とはどんな病気ですか?

A 子宮筋腫とは、子宮内にできる良性の腫れもののことをいいます

筋肉に腫瘍と書いて「筋腫」となるのですが、決して筋肉のような塊ではなく、筋肉が繊維に異変したものとなります。筋腫ができる部分というのは95%が子宮体部ですが、中には子宮頸部に発生する人もまれにいます。大きさに関しては、顕微鏡で見なければわからないほど小さいものから、大きいものになると数十キロになるほどのものまであります。3キロほどの胎児と同じ大きさを持って普通に生活している人や、スリムな体型でもお腹だけ妊娠したようにポッコリ出ている人もいます。子宮筋腫ができる確率は、30歳以上の女性で20%~40%、35歳以上の女性で40%~50%、月経がある女性の約20%と、色々なデータが存在してきますが、どちらにしろ誰にでも出来てしまうというのが子宮筋腫の大きな特徴といえるかもしれません。

Q 子宮筋腫ができる原因が何ですか?

A 今の医学では何でできるのかが判明していないというのが現状

一番有力な説で言えば、筋腫の元となる「芽」がいくつも子宮の筋層にあり、これが女性ホルモンの影響を受けて大きく育っていくというが有力視されています。そもそも、この「芽」となるものがなぜ発生するのかということ自体も不明なのですが、母親の胎内にいるときから持っている人は持っているという説があるのです。さらには、月経の繰り返しが子宮の筋肉細胞に異常を起こすという説もあるようです。子宮の筋肉は月経を迎える頃に段々と大きくなる準備を始めますが、実際に妊娠するのはわずかな回数ですので、何度も筋肉の増大を中断することで無理が生じて異変を起こしてしまうのです。ちなみに、この子宮筋腫に関しての遺伝という説は完全に否定はされています。母親や姉が子宮筋腫だと自分も子宮筋腫になりやすい「筋腫家系」という言葉も一瞬は流行りましたが、今では遺伝で子宮筋腫になるという考えは一切しないのが主流です。とはいえ、母親と娘が両方とも子宮筋腫の人が多いというのも事実です。ただ、それは生活習慣が同じだから体質的にも似てくるということが主な原因だともされています。

Q 子宮筋腫にはどういった種類が存在しますか?

A 「粘膜下筋腫」、「筋層内筋腫」、「漿膜化筋腫」の3種類

これらを一つずつ説明していきたいと思います。

まず「粘膜下筋腫」とは、子宮内膜に接しているところにできる筋腫となります。子宮の内側から増殖していき、子宮口から膣にまで出てきてしまうと目で確認することもできます。この中で最も症状が出やすく、月経痛や貧血が一番起こるとされています。月経時に筋腫の表面の血管が破損することで大量に出血をしてしまうのです。

次の「筋層内筋腫」とは、子宮の形を作っている筋層の中にできる筋腫のことをいいます。この中でも一番なる人が多く、様々な場所にいくつもできやすく、さらに大きくなりやすいというのが大きな特徴となります。

最後の「漿膜化筋腫」は、子宮から子宮の外側を覆う薄い膜の方に向かって大きくなる筋腫です。症状に関しても最も出にくく、中にはグレープフルーツほどの大きさになってやっと発見されるケースもあるようです。

といったように3種類の子宮筋腫が存在してくるのですが、中には筋層内筋腫が粘膜に近いところにあったり、粘膜下筋腫が筋層内まで入ってきたりと、筋腫によってはわかりづらいこともたまにあったりするのも一つの特徴となります。

Q 子宮筋腫にはどういった症状がでますか?

A 子宮筋腫の症状は大きく分けて2種類

1つは筋腫そのものがもたらすものと、もう1つは子宮が大きくなった影響で起こるものの2種類となります。前者の場合、「過多月経」や「月経痛」、「貧血」や「下腹部のしこり」などがあり、これらは子宮筋腫の代表的な症状だといえます。そして後者の場合は、子宮周囲の血管の流れが妨げられることによる「下腹部痛」や「腰痛」という症状があります。それと、大腸が圧迫されることによる「便秘」、膀胱や尿道が圧迫されることによる「頻尿」や「排尿障害」というのもあるのです。この中で最も注意が必要なのが、「過多月経」による「貧血」となります。子宮の内側にできる粘膜下筋腫は、その表面にたくさんの血管が存在してきます。それが何かしらの理由で月経中に破損してしまうと、大出血を起こして「鉄欠乏性貧血」を引き起こしてしまうのです。貧血の状態が長く続いてしまうと、身体のあらゆるところに酸素が回らなくなります。そうなれば血管に何かしらの問題が生じたり、最悪の場合は「心不全」になる危険性さえあるのです。また、鉄分が不足してしまうと酸素の働きも悪くなり、イライラしたり、急に泣き出してしまうなどの感情障害が起こる場合もあります。

Q 子宮筋腫の治療法にはどういったものがありますか?

A 様々な治療法がある

子宮筋腫の治療法は、新しい薬の登場、医学の進歩などにより様々な治療法が存在してきます。ということから、症状によって治療法というものは大きく変わってくるのです。特に子宮筋腫の治療というのは、仕事や結婚、妊娠や出産といったその人の生活スタイルで治療法も違ってきます。そこで、子宮筋腫の治療法には大きく分けて2種類の方法があり、「薬物療法」と「手術療法」の2種類となってくるのです。

まず、「薬物療法」では子宮筋腫を進行させる原因の、「エストロゲン」を抑制させる「ホルモン療法」が主となってきます。ただ、ホルモン薬による治療は、病気を作り出す子宮はそのままの状態ですので、子宮筋腫を元から治すということは不可能になります。ということから、この薬物療法は保存療法と思ってもらえればわかりやすいかと思われます。

そして「手術療法」に関しては、子宮を残したままで筋腫だけを取り除く「保存手術」と、子宮そのものを取り除く「根治手術」の2種類が存在します。保存手術というのは、一旦は手術を受けて症状がなくなったとしても、子宮が残っている限り再発の可能性が残されているからです。ということは、子宮筋腫を完全に治すという方法は根治手術という道しかないということです。中には、子宮筋腫があってもいいので症状だけを何とかしてほしいという患者もいます。そういった場合は、症状を抑える「対症療法」というものも存在してきます。ただ、その場合であってもきちんと定期的に検査を受けて、筋腫の状態というものを確かめる必要があります。万が一、筋腫が大きくなった場合には「保存療法」、もしくは「根治療法」に切り換えなければならない場合もあるからです。

Q 子宮筋腫があった場合、妊娠や出産はできますか?

A 妊娠出産できます

子宮筋腫を持っている人の中で最も心配されることに、妊娠や出産ということがあります。確かに、子宮筋腫のできる場所や大きさによっては妊娠ができなかったり、流産の原因となる場合もあるのです。しかし、子宮筋腫を持っているからと妊娠や出産ができないというわけでは決してありません。妊娠や出産を経験している女性のほとんどは、何かしらの子宮筋腫を持っている人が多いというのも事実です。一般的に、子宮筋腫というのは妊娠が進むにつれて柔らかさを増して子宮と一体化していきますので、筋腫と胎児は共存していくというように言われているのです。ですので、子宮筋腫だからと悲観にだけはならないようにしてください。